“ぎも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
72.7%
27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多分死なない程度の電流をかけて置いて、ピクピクしてるぎもを取るんだろう。
淫売婦 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
それはとにかく、この男の子が鳥目で夜になると視力が無くなるというので、「黒チヌ」という魚のぎもを主婦が方々から貰って来ては飲ませていた。一種のビタミン療法であろうと思われる。
海水浴 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「やれ、やれ、それはとんだことをしましたねえ。かんじんのぎもがなくっては、おまえさんを竜宮りゅうぐうれて行ってもしかたがない。」
くらげのお使い (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「そうさ、さっきいたまつの木のえだっかけてしてあるのさ。なにしろぎもというやつは時々ときどきして、洗濯せんたくしないと、よごれるものだからね。」
くらげのお使い (新字新仮名) / 楠山正雄(著)