ぎも)” の例文
「ばかなくらげやい。だれが自分じぶんぎもっていくやつがあるものか。ぎもられればいのちがなくなるよ。ごめん、ごめん。」
くらげのお使い (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「さいかくぎもけずる、薄刃うすばの小刀を、いでくれと頼まれましてあたしが磨ぎました」
「やれ、やれ、それはとんだことをしましたねえ。かんじんのぎもがなくっては、おまえさんを竜宮りゅうぐうれて行ってもしかたがない。」
くらげのお使い (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「そうさ、さっきいたまつの木のえだっかけてしてあるのさ。なにしろぎもというやつは時々ときどきして、洗濯せんたくしないと、よごれるものだからね。」
くらげのお使い (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
わか牝狐めぎつねぎもってせんじてませるよりほかにないということでした。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)