“渾然”の読み方と例文
読み方割合
こんぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことごとく音楽と結び付いて渾然こんぜんたる一大総合体を形作り、楽劇の形式において芸術の最高位に置かるべきであると信じたのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
かく渾然こんぜんたる作品を得ることは困難でござりますという意味を概略あらまし陳述して、若井兼三郎の作家に対する好意を御披露に及んだ所
その境地では、おそらく、芸術と生活との対立が解消されて、両者の渾然こんぜんとした融合ゆうごうが、実現されることになるのではあるまいか。
「ヴェニスに死す」解説 (新字新仮名) / 実吉捷郎(著)