“見世物小屋”の読み方と例文
読み方割合
みせものごや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中巻第一図と第二図とは本所御船蔵ほんじょおふなぐらを望む両国広小路りょうごくひろこうじ雑沓ざっとうなり。日傘菅笠すげがさ相重あいかさなりて葭簀よしずを張りし見世物小屋みせものごやの間に動きどよめきたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
往来おうらいの人たちは、ふしぎな看板かんばんとおもしろそうな口上こうじょうられて、ぞろぞろ見世物小屋みせものごやめかけてて、たちまち、まんいんになってしまいました。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そこで蛾次郎は四ツ辻をうろうろまわって、なにか見世物小屋みせものごやでもないかと、つきみや神社じんじゃ境内けいだいへはいろうとした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)