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見世物小屋
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みせものごや
ふりがな文庫
“
見世物小屋
(
みせものごや
)” の例文
中巻第一図と第二図とは
本所御船蔵
(
ほんじょおふなぐら
)
を望む
両国広小路
(
りょうごくひろこうじ
)
の
雑沓
(
ざっとう
)
なり。日傘
菅笠
(
すげがさ
)
相重
(
あいかさな
)
りて
葭簀
(
よしず
)
を張りし
見世物小屋
(
みせものごや
)
の間に動きどよめきたり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
往来
(
おうらい
)
の人たちは、ふしぎな
看板
(
かんばん
)
とおもしろそうな
口上
(
こうじょう
)
に
釣
(
つ
)
られて、ぞろぞろ
見世物小屋
(
みせものごや
)
へ
詰
(
つ
)
めかけて
来
(
き
)
て、たちまち、まんいんになってしまいました。
文福茶がま
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そこで蛾次郎は四ツ辻をうろうろまわって、なにか
見世物小屋
(
みせものごや
)
でもないかと、
月
(
つき
)
ノ
宮
(
みや
)
神社
(
じんじゃ
)
の
境内
(
けいだい
)
へはいろうとした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この「天神様」の裏の広場も僕の小学時代にはなかつたものである。しかし広場の出来た
後
(
のち
)
にもここにかかる
見世物小屋
(
みせものごや
)
は
活
(
い
)
き人形や「からくり」ばかりだつた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
見世物小屋
(
みせものごや
)
のある方へ行って、
招牌
(
かんばん
)
を見て歩きます。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
▼ もっと見る
まず
町
(
まち
)
の
盛
(
さか
)
り
場
(
ば
)
に一
軒
(
けん
)
見世物小屋
(
みせものごや
)
をこしらえて、
文福
(
ぶんぶく
)
茶
(
ちゃ
)
がまの
綱渡
(
つなわた
)
りと
浮
(
う
)
かれ
踊
(
おど
)
りの
絵
(
え
)
をかいた
大看板
(
おおかんばん
)
を
上
(
あ
)
げ、
太夫元
(
たゆうもと
)
と
木戸番
(
きどばん
)
と
口上
(
こうじょう
)
言
(
い
)
いを
自分
(
じぶん
)
一人
(
ひとり
)
で
兼
(
か
)
ねました。
文福茶がま
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
第二に僕の思ひ出すのは池のまはりの
見世物小屋
(
みせものごや
)
である。これは
悉
(
ことごと
)
く焼野原になつた。
野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“見世物小屋”の解説
見世物小屋(みせものごや)は、珍奇さや禍々しさ、猥雑さを売りにして、日常では見られない品や芸、獣や人間を見せる小屋掛けの興行である。
時代が下るにつれ、主に奇異な外見に重きを置いている点でサーカスと区別されており、海外では「フリークショー(Freak show)」の名称が用いられている。
(出典:Wikipedia)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“見世物”で始まる語句
見世物
見世物師
見世物場