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木戸番
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きどばん
ふりがな文庫
“
木戸番
(
きどばん
)” の例文
火事場
(
かじば
)
の
纏持
(
まといもち
)
のように、
息
(
いき
)
せき
切
(
き
)
って
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
んで
来
(
き
)
たのは、
同
(
おな
)
じ
町内
(
ちょうない
)
に
住
(
す
)
む
市村座
(
いちむらざ
)
の
木戸番
(
きどばん
)
長兵衛
(
ちょうべえ
)
であった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
今夜
(
こんや
)
も
又
(
また
)
木戸番
(
きどばん
)
か、
何
(
なん
)
たら
事
(
こと
)
だ
面白
(
おもしろ
)
くもないと
肝癪
(
かんしやく
)
まぎれに
店前
(
みせさき
)
へ
腰
(
こし
)
をかけて
駒下駄
(
こまげた
)
のうしろでとん/\と
土間
(
どま
)
を
蹴
(
け
)
るは二十の
上
(
うへ
)
を七つか十か
引眉毛
(
ひきまゆげ
)
に
作
(
つく
)
り
生際
(
はへぎは
)
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
まず
町
(
まち
)
の
盛
(
さか
)
り
場
(
ば
)
に一
軒
(
けん
)
見世物小屋
(
みせものごや
)
をこしらえて、
文福
(
ぶんぶく
)
茶
(
ちゃ
)
がまの
綱渡
(
つなわた
)
りと
浮
(
う
)
かれ
踊
(
おど
)
りの
絵
(
え
)
をかいた
大看板
(
おおかんばん
)
を
上
(
あ
)
げ、
太夫元
(
たゆうもと
)
と
木戸番
(
きどばん
)
と
口上
(
こうじょう
)
言
(
い
)
いを
自分
(
じぶん
)
一人
(
ひとり
)
で
兼
(
か
)
ねました。
文福茶がま
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
木戸番
(
きどばん
)
は声を限りに木戸札を叩いて「ヤレ突けそれ突け八文じゃあ安いものじゃ」と怒鳴っている。
江戸か東京か
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
小田原町
(
おだわらまち
)
城内公園に連日の人気を集めていた
宮城
(
みやぎ
)
巡回動物園のシベリヤ産
大狼
(
おおおおかみ
)
は二十五日(十月)午後二時ごろ、突然
巌乗
(
がんじょう
)
な
檻
(
おり
)
を破り、
木戸番
(
きどばん
)
二名を負傷させた
後
(
のち
)
、
箱根
(
はこね
)
方面へ
逸走
(
いっそう
)
した。
白
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
己は
毎々
(
まい/\
)
、外出中の時間を有効に使用する事に
馴
(
なれ
)
て居るので、自転車を小屋の
木戸番
(
きどばん
)
に預けると、直に切符の売り場へ行って、「魔術は何時から始まるのですか。」と、其処の少女に聞いて見た。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“木戸番”の解説
木戸番(きどばん)は、江戸時代に江戸・京都・大坂をはじめとする城下町で町ごとに作られた木戸の番人。
(出典:Wikipedia)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
番
常用漢字
小2
部首:⽥
12画
“木戸”で始まる語句
木戸
木戸口
木戸銭
木戸錢
木戸孝允
木戸内
木戸前
木戸際
木戸信之
木戸現象