“二途”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたみち80.0%
にと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わしと一緒に死んでくれるか、それとも、名もない雑役夫のために、海に叩き込まれるか。その二途ふたみちよりないのだが……」
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
今日こんにちの処は、長谷川町の番人喜助の続きとお話が二途ふたみちに分れますが、のちに一つ道に成る其の前文でありますからお聴きにくい事でございましょう、さて築地つきじ本郷町ほんごうちょう小田原町おだわらちょう
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
じたい御政令はいま、将軍家(尊氏)と錦小路殿(直義)との二途にとから出て、いわゆる二頭政治の恰好かっこうです。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)