“にと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二兎66.7%
二途16.7%
煮取16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二兎にとを追う者は一兎をも得ずだ。余が意見に従って真一文字に比島ひとうを目指して攻撃したなら、あんなことはなかった。
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
じたい御政令はいま、将軍家(尊氏)と錦小路殿(直義)との二途にとから出て、いわゆる二頭政治の恰好かっこうです。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三十六品のうちでお酒の肴にすると申した長崎のカラスミ、鹿児島のかつお煮取にとり、越前えちぜんのウニ、小田原の塩辛しおから、これだけは宅にありますから直ぐ間に合います。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)