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二途
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ふたみち
ふりがな文庫
“
二途
(
ふたみち
)” の例文
「わしと一緒に死んでくれるか、それとも、名もない雑役夫のために、海に叩き込まれるか。その
二途
(
ふたみち
)
よりないのだが……」
怪奇人造島
(新字新仮名)
/
寺島柾史
(著)
今日
(
こんにち
)
の処は、長谷川町の番人喜助の続きとお話が
二途
(
ふたみち
)
に分れますが、
後
(
のち
)
に一つ道に成る其の前文でありますからお聴き
悪
(
にく
)
い事でございましょう、
扨
(
さて
)
築地
(
つきじ
)
の
本郷町
(
ほんごうちょう
)
と
小田原町
(
おだわらちょう
)
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それとも未来に対する自分の方針が
二途
(
ふたみち
)
に矛盾してゐるのか、又は非常に嬉しいものに対して恐を抱く所が矛盾してゐるのか、——この
田舎出
(
いなかで
)
の青年には、凡て
解
(
わか
)
らなかつた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
さりとては
忌々
(
いまいま
)
し、一心乱れてあれかこれかの
二途
(
ふたみち
)
に別れ、お辰が声を耳に
聞
(
きき
)
しか、吉兵衛の意見ひし/\と
中
(
あた
)
りて残念や、
妄想
(
もうぞう
)
の影法師に馬鹿にされ、
有
(
あり
)
もせぬ声まで聞し
愚
(
おろか
)
さ
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
途
常用漢字
中学
部首:⾡
10画
“二”で始まる語句
二人
二
二十歳
二十
二月
二十日
二日
二重
二個
二間