“おだわら”の漢字の書き方と例文
語句割合
小田原100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一夜は小田原おだわらの「本陣」で泊まったが、その夜の宿の浴場で九歳の子供の自分に驚異の目をみはらせるようなグロテスクな現象に出くわした。
蒸発皿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
閑院宮かんいんのみや寛子ひろこ女王殿下が小田原おだわらの御用邸のとうかいで、東久邇宮ひがしくにのみや師正もろまさ王殿下がくげ沼で、それぞれ御惨死ござんしなされたのはまことにおんいたわしいかぎりです。
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
小田原おだわら道了どうりょうさまのお山から取りよせるくりでつくったお赤飯を、母が先生にも差上げたいといったから、持参してお話をして来たと、感慨深そうにした。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)