“たけち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タケチ
語句割合
高市88.9%
武市11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その折は、あなた様も、われら同様な山伏姿にお身なりを変えて、次の日、当麻たいま越えより高市たけちの方へ、ただお一人で、忍びやかに、お立ち出ででございましたが
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ある日わたしは、大和の人に日向雨ひなたあめが降ると、狐の嫁入りといふかときいた。この娘は高市たけち郡の八木の方で生れて、奈良市にも住み、河内にも吉野にも親類があつた。
春宵戯語 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
「この武市たけちに向かって、何の意趣があって、吹矢を射たか。誰に頼まれたか」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)