“婉然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんぜん90.0%
にこやか10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでぼくは彼女達かのじょたち婉然えんぜんと頼まれると、唯々諾々いいだくだくとしてひき受け、その夜は首をひねって、彼女の桃色ももいろのノオトに書きも書いたり
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
婉然えんぜんと笑つてゐる花もある。それが一々みんな、自分の知つてゐる女たちの、色んな瞬間における容姿なり表情なりであることに、大海人は気がつく。
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
かたをはつて令兄れいけいなる大佐たいさ良君をつと武文たけぶみとのかほ婉然にこやかた。