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婉転
ふりがな文庫
“婉転”のいろいろな読み方と例文
旧字:
婉轉
読み方
割合
えんてん
66.7%
ゑんてん
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えんてん
(逆引き)
古アテネで娼妓を牝鶏と
綽名
(
あだな
)
した。これは
婉転
(
えんてん
)
反側して男客を
俟
(
ま
)
つの状に
象
(
かたど
)
り、またカワセミと称えたは路傍に待ちいて客人を捉うるの手速きに拠ったのだ。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
柱に
凭
(
もた
)
れている女中は
婉転
(
えんてん
)
たる京都弁で何とか言っては笑った。居士も笑った。余はぼんやりとその光景を見ていた。たしかこの日であったと思う。二人が連立って嵐山の紅葉を見に行ったのは。
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
婉転(えんてん)の例文をもっと
(2作品)
見る
ゑんてん
(逆引き)
鶯
(
うぐひす
)
を飼ひて其声を楽しむ者は、他の鶯の
婉転
(
ゑんてん
)
の声を発する者をして側らに居らしむ、其声の相似るを以て也。
詩人論
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
婉転(ゑんてん)の例文をもっと
(1作品)
見る
婉
漢検1級
部首:⼥
11画
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
“婉”で始まる語句
婉曲
婉麗
婉然
婉
婉宕
婉約
婉妗
婉嬋
婉容
婉惜
“婉転”のふりがなが多い著者
山路愛山
南方熊楠
高浜虚子