“唯々諾々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いいだくだく96.7%
いゝだく/\3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでぼくは彼女達かのじょたち婉然えんぜんと頼まれると、唯々諾々いいだくだくとしてひき受け、その夜は首をひねって、彼女の桃色ももいろのノオトに書きも書いたり
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
彼らはその理想さえ主張出来得れば、曾て犯した唯心論的文学の古き様式をさえも、唯々諾々いいだくだくとして受け入れているではないか。
げん唯々諾々いゝだく/\として、黒ん坊の御機嫌を伺って居るばかりであった。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)