“性分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうぶん84.2%
しやうぶん12.3%
せうぶん1.8%
たち1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
持って生まれた世話好きな性分(しょうぶん)から、金兵衛はこの混雑を見ていられないというふうで、肩をゆすりながら上の伏見屋から出て来た。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
夫(それ)がいけないので、私(わつし)は子供(こども)の時分(じぶん)から、人の見て居(ゐ)る前(まい)では物は喰(く)はれない性分(しやうぶん)ですから、何卒(どうぞ)帰(かへ)つて下さい、お願ひでございますから。
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
全(まつた)くは私(わたし)に御飽(おあ)きなされたので此樣(こう)もしたら出(で)てゆくか、彼樣(あゝ)もしたら離縁(りゑん)をと言(い)ひ出(だ)すかと苦(いぢ)めて苦(いぢ)めて苦(いぢ)め拔(ぬ)くので御座(ござ)りましよ、御父樣(おとつさん)も御母樣(おつかさん)も私(わたし)の性分(せうぶん)は御存(ごぞん)じ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もっとも父は疳癖(かんぺき)の強い割に陰性な男だったし、母は長唄(ながうた)をうたう時よりほかに、大きな声の出せない性分(たち)なので、僕は二人の言い争そう現場を、父の死ぬまでいまだかつて目撃した事がなかった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)