“御母樣”のいろいろな読み方と例文
新字:御母様
読み方割合
おつかさん66.7%
おつかさま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたし御母樣おつかさんるのはなんでも御座ござんせぬ、のみ立派りつぱ原田勇はらだいさむ離縁りゑんされたからとてゆめさらのこりをしいとはおもひませぬけれど、なんにもらぬ太郎たらう
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
片親に成るかと思ひますると意地もなく我慢もなく、詫て機嫌を取つて、何でも無い事に恐れ入つて、今日までも物言はず辛棒して居りました、御父樣おとつさん御母樣おつかさん
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
十三囘忌くわいき佛樣ほとけさまは、貴方あなた御母樣おつかさまでいらつしやいませう。ぼつちやん、ぜん御厄介ごやくかいになりました友造ともざうでござります、う、おおぼえはござりますまい。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)