“御厄介”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごやっかい68.0%
ごやくかい18.0%
ごやつかい8.0%
ごやっけえ4.0%
ごやっけい2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文「姉さん、帰るんならどうせ通道とおりみちだから送って上げよう、大きに御厄介ごやっかいになりました、明日あした来て奉公人や何かへわびをしましょう」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
下島勲しもじまいさを 下島先生はお医者なり。僕の一家は常に先生の御厄介ごやくかいになる。又空谷山人くうこくさんじんと号し、乞食こつじき俳人井月せいげつの句を集めたる井月句集の編者なり。
田端人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ういふ樣子やうすのやうなことをいふてきましたかともひたけれど悋氣男りんきをとこ忖度つもらるゝも口惜くちをしく、れは種々いろ/\御厄介ごやつかい御座ござりました
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
だけンどもはア村のもんは兎も角もわしはこれ十四歳の時から御厄介ごやっけえになって居りまして、お前様めえさんのお蔭でこれ種々いろ/\覚えたり
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
笑やアがって……あれまア肥料桶こいたごかたげ出しやアがった、たごをかたせ、アヽ桶をおろして挨拶しているが……あゝ兼だ新田しんでんの兼だ、御厄介ごやっけいになった男だからなア
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)