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御厄介
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ごやつかい
何ういふ
樣子何のやうな
事をいふて
行きましたかとも
問ひたけれど
悋氣男と
忖度らるゝも
口惜しく、
夫れは
種々御厄介で
御座りました
またこの
本を
書くにあたつて、
松本龍太郎さんにいろ/\
御厄介になつたことを、こゝで
厚くお
禮を
申しあげて
置きます。
「
何れ一度は
御厄介になりますが聞いて
呆きれらア、ハヽヽヽヽ」「ハヽヽヽヽヽヽ」
招き
國許より是なる
家來參り合せて金子も手に入たれば
御案事下さるまじ是よりは主從三人に成て
御世話も
増ならんが今少し
御厄介に成たしと言けるに亭主もいとゞ
歡び夫は何より
重疊なり
日外より申通り
御逗留の事は
何時迄にても
仔細なしとて此日は酒肴など出して忠八を
その
外の
御厄介には
成りませぬと
言ふに、
與四
郎は
左りとも
一人の
母親なれば、
美尾が
心細さも
思ひやりて、お
前も
御老年のこと、いかに
勤めよきとても、
他人塲の
奉公といふ
事させましては