“御案事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おあんじ50.0%
ごあんじ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとかな失禮しつれいながら貴殿は未だ御若年ごじやくねんで有りながら御見請申せば餘程よほど逆上ぎやくじやう今の間に御療治なければ行末ゆくすゑ御案事おあんじ申なりと取ても付ぬ挨拶あいさつに千太郎は身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
勿々なか/\其節の間にあふものに非ず假令よしやかんがへて今申た所が本の足袋屋の看板かんばんなり然ながら然程さほど御案事おあんじ有らるゝことならばまづ安堵あんどの爲すこし御心のやすむやうに申上げん先以てほかまでもなく渠等かれら兩人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
重四郎知れたこと夫三兩と投出せば彌十は其かね請取うけとりつゝ大いによろこればすつぽりやきませうと申にぞ兩人は夫なら彌十頼んだぞ彌十御案事ごあんじなされますなと三人の死骸しがいあつめて火屋へいれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まね國許くにもとより是なる家來けらい參り合せて金子も手に入たれば御案事ごあんじ下さるまじ是よりは主從三人に成て御世話おせわますならんが今少し御厄介ごやつかいに成たしと言けるに亭主もいとゞよろこび夫は何より重疊ちようでふなり日外いつぞやより申通り御逗留ごとうりうの事は何時いつ迄にても仔細しさいなしとて此日は酒肴など出して忠八を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)