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御案事
読み方 | 割合 |
おあんじ | 50.0% |
ごあんじ | 50.0% |
云ふ
人かな
失禮ながら貴殿は未だ
御若年で有りながら御見請申せば
餘程の
逆上今の間に御療治なければ
行末御案事申なりと取ても付ぬ
挨拶に千太郎は身を
勿々其節の間に
逢ものに非ず
假令考へて今申た所が本の足袋屋の
看板なり然ながら
然程御案事有らるゝことならば
先御
安堵の爲
少し御心の
休むやうに申上げん先以て
外までもなく
渠等兩人を
重四郎知れたこと夫三兩と投出せば彌十は其
金請取つゝ大いに
喜び
然ればすつぽり
燒ませうと申にぞ兩人は夫なら彌十頼んだぞ彌十
御案事なされますなと三人の
死骸を
集めて火屋へ
入火を
招き
國許より是なる
家來參り合せて金子も手に入たれば
御案事下さるまじ是よりは主從三人に成て
御世話も
増ならんが今少し
御厄介に成たしと言けるに亭主もいとゞ
歡び夫は何より
重疊なり
日外より申通り
御逗留の事は
何時迄にても
仔細なしとて此日は酒肴など出して忠八を