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ごあんじ
重四郎知れたこと夫三兩と投出せば彌十は其
金請取つゝ大いに
喜び
然ればすつぽり
燒ませうと申にぞ兩人は夫なら彌十頼んだぞ彌十
御案事なされますなと三人の
死骸を
集めて火屋へ
入火を
招き
國許より是なる
家來參り合せて金子も手に入たれば
御案事下さるまじ是よりは主從三人に成て
御世話も
増ならんが今少し
御厄介に成たしと言けるに亭主もいとゞ
歡び夫は何より
重疊なり
日外より申通り
御逗留の事は
何時迄にても
仔細なしとて此日は酒肴など出して忠八を