“御事”の読み方と例文
読み方割合
おんこと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『お殿様御事おんこと年来御放蕩の結果お鼻御落滅。同時に御失明のおそれ有之候間片時へんじも早う眼科へ転学可然しかるべく』とありました。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
さてとや、この、J・I・C結社の性質と申しますのは、最早、御承知の御事おんこととは存じますが、当座の申開きのため、あらましを申述べさして頂きます。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
村上彦四郎義光よしてるは、大手の勢に加わって、悪戦苦闘をつづけていたが、敵搦め手から寄せたと聞き、宮家の御事おんこと心もとなく、蔵王堂まで引き返して来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)