御厄介ごやっけえ)” の例文
だけンどもはア村のもんは兎も角もわしはこれ十四歳の時から御厄介ごやっけえになって居りまして、お前様めえさんのお蔭でこれ種々いろ/\覚えたり
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なんにもいわず、少し兄の方に用事が出来ましたからおいとまを願います、長々御厄介ごやっけえになりました、とういってかどをいわずにおひまを取っちまう方が
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此の頃じゃアハア手紙の一本ぐれえ書ける様になったのアめえの旦那の御厄介ごやっけえでがんすから、おうちがこうなって遠いとけえ行くてえこったらわしも附いて行かないばなんねえが、婆様ばあさまア塩梅あんべいが悪うござえまして
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)