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御厄介
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ごやくかい
ふりがな文庫
“
御厄介
(
ごやくかい
)” の例文
下島勲
(
しもじまいさを
)
下島先生はお医者なり。僕の一家は常に先生の
御厄介
(
ごやくかい
)
になる。又
空谷山人
(
くうこくさんじん
)
と号し、
乞食
(
こつじき
)
俳人
井月
(
せいげつ
)
の句を集めたる井月句集の編者なり。
田端人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
十三
囘忌
(
くわいき
)
の
其
(
そ
)
の
佛樣
(
ほとけさま
)
は、
貴方
(
あなた
)
の
御母樣
(
おつかさま
)
でいらつしやいませう。
坊
(
ぼつ
)
ちやん、
前
(
ぜん
)
に
御厄介
(
ごやくかい
)
になりました
友造
(
ともざう
)
でござります、
最
(
も
)
う、お
覺
(
おぼ
)
えはござりますまい。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私
(
わたし
)
は
身延山
(
みのぶさん
)
へ
参詣
(
さんけい
)
に
参
(
まゐ
)
つた者ですが、雪の
為
(
た
)
めに
難渋
(
なんじふ
)
して
宿屋
(
やどや
)
もなにもないやうでございますが、まことに
何
(
ど
)
うも
御厄介
(
ごやくかい
)
でございませうが
今晩
(
こんばん
)
たゞ
夜
(
よ
)
を
明
(
あか
)
す
丈
(
だ
)
けでよろしうございます
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
何
(
ど
)
うも
小六
(
ころく
)
が
御厄介
(
ごやくかい
)
になりまして」と
此方
(
こつち
)
から
頭
(
あたま
)
を
下
(
さ
)
げて
禮
(
れい
)
を
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
もあつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「長らく
御厄介
(
ごやくかい
)
になりました。御恩は終生忘れません。どうぞお体をお大事に。」
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
「へエ、お
察
(
さつ
)
しの通りで、私は遠州樣には、先々代樣から三十年も
御厄介
(
ごやくかい
)
になつて居ります。みす/\御主人夫婦が惡者の手に掛つて
亡
(
な
)
くなられたのを知りながら默つちや居られません」
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
氣紛
(
きまぐ
)
れに
御厄介
(
ごやくかい
)
を
掛
(
か
)
けますのです。しかし、
觀光
(
くわんくわう
)
の
客
(
きやく
)
が
一向
(
いつかう
)
に
少
(
すくな
)
いやうでございますな、
此
(
これ
)
だけの
處
(
ところ
)
を。」
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
合羽
(
かつぱ
)
のやうに雨が
凌
(
しの
)
げぬにしろ、
軽蔑
(
けいべつ
)
して
好
(
よ
)
いと云ふものではない。しかし雨が降つてゐるから、まづ提燈は持たずとも合羽の
御厄介
(
ごやくかい
)
にならうと云ふのはもとより人情の自然である。
続野人生計事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
へえーいえもうやきもちを
焼
(
や
)
かれる
雁首
(
がんくび
)
でもありませんが、
人情
(
にんじやう
)
でございますから、まるつきり見ず知らずで
御厄介
(
ごやくかい
)
になります。女「お休みなさいまし。○「それでは
御免
(
ごめん
)
下
(
くだ
)
さい。
次
(
つぎ
)
の
間
(
ま
)
に
行
(
ゆ
)
く。 ...
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何
(
ど
)
うか
御厄介
(
ごやくかい
)
になりたいものでございますが、
如何
(
いかゞ
)
でございませう。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
(はい、
御厄介
(
ごやくかい
)
にあいなりまする。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
厄
常用漢字
中学
部首:⼚
4画
介
常用漢字
中学
部首:⼈
4画
“御厄”で始まる語句
御厄年
御厄