“おつかさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
母樣33.3%
御母樣33.3%
阿母様33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これでも貴下あなた母樣おつかさま何囘忌なんくわいきぐらゐはこゝろおぼえてりますところへ、あま思懸おもひがけないおかたにお目通めどほりをいたしましたで、つい、其處そこ
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
れがおくなりなすつて、母樣おつかさまが、女紅場ぢよこうばへいらつしやつて、をどりやなにか、遊藝いうげい師匠ししやうあそばして、手一てひとつで、貴下あなたをおそだてなさります時分じぶんは、かげながらおかほましたくらゐなもの。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十三囘忌くわいき佛樣ほとけさまは、貴方あなた御母樣おつかさまでいらつしやいませう。ぼつちやん、ぜん御厄介ごやくかいになりました友造ともざうでござります、う、おおぼえはござりますまい。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
うございますから取つて置いて下さい。その代り誰にもお見せなさらないやうに、阿父様おとつさまにも阿母様おつかさまにも誰にも有仰おつしやらないやうに、ねえ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)