“かあさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
母様68.2%
母樣18.2%
姑様4.5%
母上4.5%
養母様4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも母様かあさま私は何処へか行くので御座りませう、あれ彼方あすこに迎ひの車が来てゐまする、とて指さすを見れば軒端のきばのもちの木に大いなるくもの巣のかかりて
うつせみ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それでも母樣かあさまわたし何處どこへかくので御座ござりましやう、あれ彼處あすこむかひのくるままする、とてゆびさすをれば軒端のきばのもちのおほいなるくものかゝりて
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「……いえ、やはり中村の姉へ帰しましょう。もしお姑様かあさまなどへ、粗相そそうがあるといけませんから」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ワット」と児供こどもが読んで、「母上かあさま、ワットとは何のこと?」と聞いた。
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「お養母様かあさまが大金を。……」
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)