“かゝさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
母様50.0%
母樣50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あとからけえるかも知んねえから…まア茶ア一杯いっぺい呑みなさんしよ、多助さん、村の者がみんな噂して居りやすが、母様かゝさま邪見じゃけんで、お前のような温順やさしげな人をち敲きして折檻するとは情ない母様かゝさん
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
でも貴方あんた口惜くやしくってなりやせん、胸が一ぺえになりやすという訳は、あんたの事を世間で泣き多助だすけ/\と云うから、どういう事だと思って人に様子を聞いて見れば、母様かゝさんが悪い顔べえしていて
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
うかゞそつ起出おきいで押入おしいれの中に有る箪笥たんす抽斗ひきだしを開け金をうばひ取らんとなせしかど錠前ぢやうまへ堅固けんごなれば急にあける事かなはず其中に十二歳なるむすめ不※ふとさま母樣かゝさんれ直助がと云ふ聲聞き立石が枕邊まくらべにある刀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)