“かあさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
母様93.3%
母樣6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
円い透硝子(すきがらす)の笠のかかった、背の高い竹台の洋燈(ランプ)を、杖に支(つ)く形に持って、母様(かあさん)の居室(いま)から、衝(つ)と立ちざまの容子(ようす)であった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お母様(かあさん)が出て来なさって「まあ、そうでおまッか、あんまり帰りがおそいのでたった今お宅様い電話したとこでしてんわ」
卍 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
狂風一陣(きやうふういちぢん)梢(こずゑ)をうごかして來(きた)る氣(き)の立(た)つた折(をり)には、父樣(とうさん)も母樣(かあさん)も兄樣(にいさん)も誰(た)れも後生(ごしやう)、顏(かほ)を見(み)せて下(くだ)さるな、とて物陰(ものかげ)にひそんで泣(な)く、聲(こゑ)は腸(はらわた)を絞(しぼ)り出(だ)すやうにて私(わたし)が惡(わる)う御座(ござ)りました
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)