“はゝおや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
母親93.1%
毋親3.4%
母樣3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
カピ妻 ならば、いま、ようおもふてや、そもじよりも年下としした姫御前ひめごぜで、とうに、このヹローナで、母親はゝおやにおなりゃったのもある。
毋親はゝおやいだかせたるまゝさしのぞいてるに、れにたるかれにしか、其差別そのけじめおもわかねども、なにとはらずあやしう可愛かわゆくて、そのこゑ昨日きのふまでとなりいへきたるのとおなものにはおもはれず
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
母樣はゝおやは子に甘きならひ、聞く毎々こと/″\に身にしみて口惜しく、父樣とゝさんは何と思し召すか知らぬが元來もと/\此方こちから貰ふて下されと願ふて遣つた子ではなし
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)