“しょうぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
性分94.1%
少分2.0%
性質2.0%
頌文2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の性分しょうぶんとして考えずにはいられなくなりました。どうして私の心持がこう変ったのだろう。いやどうして向うがこう変ったのだろう。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
叔母の心を汲分けて見れば道理もっともな所もあるからと云い、叔母のにがり切ッた顔を見るも心苦しいからと云うは少分しょうぶんで、その多分は
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
やはり持って生まれた性質しょうぶんと見えまして、烈しいこともできず、烈しい言葉すらあまり使わず、見たところ女などには近よることもできない野暮天に見えますので
女難 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
平安朝初期に作られその盛時まで世に行われた「あめつち」の頌文しょうぶん(四十八字)およびその後これに代って用いられた「いろは」歌(四十七字)が
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)