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性分
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しやうぶん
ふりがな文庫
“
性分
(
しやうぶん
)” の例文
夫
(
それ
)
がいけないので、
私
(
わつし
)
は
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
から、人の見て
居
(
ゐ
)
る
前
(
まい
)
では物は
喰
(
く
)
はれない
性分
(
しやうぶん
)
ですから、
何卒
(
どうぞ
)
帰
(
かへ
)
つて下さい、お願ひでございますから。
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私は好きではあるが二杯以上はのめないし、それにこんなところで、長つたらしく腰を
据
(
す
)
ゑてのんではゐられない
性分
(
しやうぶん
)
。
老残
(新字旧仮名)
/
宮地嘉六
(著)
なんでも
世
(
よ
)
を
渡
(
わた
)
しちや
誰
(
たれ
)
でも
同
(
おな
)
じこと
相續人
(
さうぞくにん
)
の
氣味
(
きあぢ
)
惡
(
わる
)
くしねえ
樣
(
やう
)
にやんなくつちや
畢
(
を
)
へねえよ、そんだがそれも
性分
(
しやうぶん
)
でなあ、
他
(
ほか
)
からぢやしやうねえものよ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「や、
伯父
(
をぢ
)
さん」と
蒋生
(
しやうせい
)
蘇生
(
よみがへ
)
つたやうに
思
(
おも
)
つて、はじめて
性分
(
しやうぶん
)
の
黄
(
き
)
な
聲
(
こゑ
)
を
出
(
だ
)
して
伸上
(
のびあが
)
る。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
又
(
また
)
まゝ
娘
(
むすめ
)
と
紛紜
(
もめ
)
でも
起
(
おこ
)
りましたのか、
氣
(
き
)
の
狹
(
せま
)
い
人
(
ひと
)
なれば
何事
(
なにごと
)
も
口
(
くち
)
には
得言
(
えい
)
はで、たんと
胸
(
むね
)
を
痛
(
いた
)
くするが
彼
(
あ
)
の
人
(
ひと
)
の
性分
(
しやうぶん
)
、
困
(
こま
)
りもので
御座
(
ござ
)
ります、とて
態
(
わざ
)
との
高笑
(
たかわら
)
ひをして
聞
(
き
)
かせれば
うらむらさき
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
「君は余つ程気楽な
性分
(
しやうぶん
)
と見える。それが本当の所なんですか」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
性分
(
しやうぶん
)
ですね」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“性分”の意味
《名詞》
生まれつきまたは元々持っている性質。天性。たち。
(出典:Wiktionary)
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“性”で始まる語句
性
性質
性急
性根
性懲
性来
性悪
性情
性癖
性來