“性懲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうこ57.1%
しょうこり20.0%
しやうこ14.3%
しやうこり5.7%
しようこ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、ひとり合点がてんをして泣き虫の蛾次郎、せばよいのに性懲しょうこりもなく、また悪戯心いたずらごころをおこして、竹童の後からピタピタとついていった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その落した大火鉢というのは、唐銅からかねの恐しく重そうな獅噛み火鉢で、少し濡れた灰を戻して性懲しょうこりもなく、もとの場所に据えてありました。
結婚といふものは、不思議なもので、一度で霊魂たましひまで黒焦くろこげにしてこり/\するのもあれば、性懲しやうこりもなく幾度いくたびか相手をへて平気でゐるのもある。
その落した大火鉢といふのは、唐銅からかねの恐ろしく重さうな獅噛み火鉢で、少し濡れた灰を戻して性懲しやうこりもなく、もとの場所に据ゑてありました。
性懲しようこりもないふしだらだつたらう、どういふ風に彼の云ひ分に耳を傾け、どんな風に彼を認めてやればいゝのだらう——そこには何一つ彼の型にはまつた見方にあてはまるものはなかつた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)