“しようこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
證據74.3%
証拠14.3%
商庫2.9%
性懲2.9%
證擔2.9%
鐘鼓2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女中ねえや、お手柔てやはらかにたのむぜ。」と先生せんせい言葉ことばしたに、ゑみわれたやうなかほをして、「れた證據しようこだわよ。」やや、とみなかほる。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その証拠しようこには、あたまみゝもみんなそつちへいて、おまけにたびたび、いかにもつぱられるやうに、よろよろと二足ふたあし三足みあしからはなれてそつちへつてきさうにするのでした。
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
この大火のまち、深川にも、本所にも幕府ばくふの倉庫があり、商庫しようこもあつたことは、深川の河岸藏かしぐらには、米十萬七千俵、其他に、豆、麥、酒、油など莫大だつたと
花火と大川端 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
性懲しようこりもないふしだらだつたらう、どういふ風に彼の云ひ分に耳を傾け、どんな風に彼を認めてやればいゝのだらう——そこには何一つ彼の型にはまつた見方にあてはまるものはなかつた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
それでもあらそはれぬ證擔しようこは、眼と眉がお房にそつくりで、若い時分はお房よりもあだツぽい女であツたらうと思はれる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
船人はかなしき鐘鼓しようこうつになれたくみにうちぬ小能登呂岬このとろみさき
小熊秀雄全集-01:短歌集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)