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しようこ
ふりがな文庫
“
證據
(
しようこ
)” の例文
新字:
証拠
受け御
手當金
(
てあてきん
)
百兩と
御墨附
(
おすみつき
)
御短刀まで
後
(
のち
)
の
證據
(
しようこ
)
に
迚
(
とて
)
下されしこと
逐
(
ちく
)
一
物語
(
ものがた
)
ればお三
婆
(
ばゝ
)
は大いに
悦
(
よろこ
)
び其後は
只管
(
ひたすら
)
男子の
誕生
(
たんじやう
)
あらんことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
女中
(
ねえ
)
や、お
手柔
(
てやはら
)
かに
頼
(
たの
)
むぜ。」と
先生
(
せんせい
)
の
言葉
(
ことば
)
の
下
(
した
)
に、ゑみわれたやうな
顏
(
かほ
)
をして、「
惚
(
ほ
)
れた
證據
(
しようこ
)
だわよ。」やや、と
皆
(
みな
)
が
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
る。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
證據
(
しようこ
)
は? 證據は、親分。證據もないことを言はないで下さい。いくら錢形の親分でも、——そんなことを言はれちや、私は
口惜
(
くや
)
しい」
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その
證據
(
しようこ
)
には、
婦人雜誌
(
ふじんざつし
)
に
出
(
で
)
て
居
(
ゐ
)
る
女學校
(
ぢよがくかう
)
の
校長
(
かうちやう
)
の
説
(
せつ
)
などを
讀
(
よ
)
むと、
色々
(
いろ/\
)
の
本
(
ほん
)
の
名前
(
なまへ
)
を
擧
(
あ
)
げてゐても、ことごとく
尤
(
もつと
)
もらしい
出鱈目
(
でたらめ
)
である。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
非常
(
ひじやう
)
なもんだよ。
君
(
きみ
)
は
好
(
い
)
い
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
いてくれた。
俺
(
おれ
)
の
頭腦
(
づなう
)
の
明晰
(
めいせき
)
を一
層確實
(
そうかくじつ
)
に
證據
(
しようこ
)
だてる
機會
(
きくわい
)
を
與
(
あた
)
へてくれた
事
(
こと
)
を
君
(
きみ
)
に
感謝
(
かんしや
)
するね。
待
(
ま
)
ちたまへ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
▼ もっと見る
老叟
(
らうそう
)
は
笑
(
わら
)
つて『さう言はるゝには
何
(
なに
)
か
證據
(
しようこ
)
でも
有
(
ある
)
のかね、
貴君
(
あなた
)
の
物
(
もの
)
といふ
歴
(
れき
)
とした
證據
(
しやうこ
)
が有るなら
承
(
うけたま
)
はり
度
(
た
)
いものですなア』
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『まだ/\もつと
多
(
おほ
)
くの
證據
(
しようこ
)
が
御座
(
ござ
)
います、
陛下
(
へいか
)
よ』と
云
(
い
)
つて
白兎
(
しろうさぎ
)
は、
遽
(
にはか
)
に
跳
(
と
)
び
上
(
あが
)
り、『
此
(
こ
)
の
文書
(
もんじよ
)
は
只今
(
たゞいま
)
拾
(
ひろ
)
ひましたのです』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それでもお
前
(
まへ
)
笹
(
さゝ
)
づる
錦
(
にしき
)
の
守
(
まも
)
り
袋
(
ぶくろ
)
といふやうな
證據
(
しようこ
)
は
無
(
な
)
いのかえ、
何
(
なに
)
か
手懸
(
てがゝ
)
りは
有
(
あ
)
りさうなものだねとお
京
(
きやう
)
の
言
(
い
)
ふを
消
(
け
)
して
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
心
(
こゝろ
)
のなかで、
是
(
これ
)
は
神經衰弱
(
しんけいすゐじやく
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
昔
(
むかし
)
の
樣
(
やう
)
に
機敏
(
きびん
)
で
明快
(
めいくわい
)
な
判斷
(
はんだん
)
を、すぐ
作
(
つく
)
り
上
(
あ
)
げる
頭
(
あたま
)
が
失
(
な
)
くなつた
證據
(
しようこ
)
だらうと
自覺
(
じかく
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
その
證據
(
しようこ
)
は、これから
以後
(
いご
)
、ずっと
遙
(
はる
)
かな
後
(
のち
)
まで、ほんとうに
景色
(
けしき
)
を
詠
(
よ
)
んだ
歌
(
うた
)
といふものが、
出
(
で
)
て
來
(
こ
)
ないのであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
婆等
(
ばゝあら
)
勿體
(
もつてえ
)
ねえことすつから
仕
(
し
)
やうねえ、いや
勿體
(
もつてえ
)
ねえとも
米
(
こめ
)
の
油
(
あぶら
)
だからこんで、それ
證據
(
しようこ
)
にや
酒
(
さけ
)
飮
(
の
)
んだ
明日
(
あした
)
ぢや
面
(
つら
)
洗
(
あら
)
あ
時
(
とき
)
つる/\すつ
處
(
とこ
)
奇態
(
きてえ
)
だな
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
外が外れたばかりでない、自分の
技能
(
ぎのう
)
が自分の思ツてゐた
半分
(
はんふん
)
も出來て
居
(
を
)
らぬことを
證據
(
しようこ
)
立てられた。此の場合に
於
(
お
)
ける藝術家は、
敗殘困憊
(
はいざんこんぱひ
)
の
將軍
(
しやうぐん
)
である。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
彼は實際科學の知識に明るかつた。ある朝、後日の
證據
(
しようこ
)
のために事件突發の日のままになつてゐたその室にはひつてみた。窓から明るい光線が差し込んでゐた。
探偵小説の魅力
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
その
證據
(
しようこ
)
にはその
杙
(
くひ
)
のある
附近
(
ふきん
)
を
掘
(
ほ
)
つて
見
(
み
)
ますと、
當時
(
とうじ
)
の
人間
(
にんげん
)
が
落
(
おと
)
したり
捨
(
す
)
てたりした
石器
(
せつき
)
や
土器
(
どき
)
までが
發見
(
はつけん
)
され、
織
(
お
)
り
物
(
もの
)
や
木
(
こ
)
の
實
(
み
)
の
類
(
るい
)
までが、よく
殘
(
のこ
)
つてをりました。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
然
(
しか
)
るに
今日
(
こんにち
)
まで
幾度
(
いくたび
)
か
各國市府
(
かくこくしふ
)
の
日本公使館
(
につぽんこうしくわん
)
や
領事館
(
りやうじくわん
)
を
訪
(
おと
)
づれたが、一
度
(
ど
)
もそれと
覺
(
おぼ
)
しき
消息
(
せうそく
)
を
耳
(
みゝ
)
にせぬのは、
大佐
(
たいさ
)
は
其
(
その
)
行衞
(
ゆくゑ
)
を
晦
(
くら
)
ましたまゝ
未
(
ま
)
だ
世
(
よ
)
に
現
(
あら
)
はれて
來
(
こ
)
ぬ
何
(
なに
)
よりの
證據
(
しようこ
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
私
(
わたし
)
のやうな
狐
(
きつね
)
でも
生
(
うま
)
れ
變
(
かは
)
つたやうになれば、
斯
(
か
)
うして
社
(
やしろ
)
の
番人
(
ばんにん
)
をさせて
頂
(
いたゞ
)
けるのです。
私
(
わたし
)
がもう
若
(
わか
)
い
時分
(
じぶん
)
のやうな
惡戯
(
いたづら
)
な
狐
(
きつね
)
でない
證據
(
しようこ
)
には、この
私
(
わたし
)
の
口
(
くち
)
を
御覽
(
ごらん
)
になつても分ります。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
粧
(
よそほ
)
ひ諸司代屋敷へ
赴
(
おも
)
むきしかば牧野丹波守殿
對面
(
たいめん
)
有て身分より御
證據
(
しようこ
)
の品の拜見もありしに全く相違なしと
見屆
(
みとゞ
)
け京都よりも又此段を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「サア、此野郎、皆んなわかつてしまつたぞ、白状しろ、お鮒を鐵砲で撃ち殺したのはお前だらう——
證據
(
しようこ
)
は皆んな揃つたぞ」
銭形平次捕物控:262 綾の鼓
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『
願
(
ねがは
)
くは
陛下
(
へいか
)
よ』と
云
(
い
)
つて
軍人
(
ネーブ
)
は、『
私
(
わたし
)
が
書
(
か
)
いたのでは
御座
(
ござ
)
いません、その
證據
(
しようこ
)
には、
終
(
しま
)
ひに
名
(
な
)
も
何
(
なに
)
も
書
(
か
)
いて
御座
(
ござ
)
いません』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「だツて
極
(
きまり
)
が惡いんですもの………」と
嘘
(
うそ
)
でない
證據
(
しようこ
)
といふやうに顏を
赧
(
あから
)
め、「
男
(
をとこ
)
の
方
(
かた
)
ツてものは、他の事を其様に
根堀
(
ねほ
)
り
葉堀
(
はほ
)
りなさるもんじやないわ。」
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
此
(
こ
)
の
粒
(
つぶ
)
でがすから、わしがに
相違
(
さうゐ
)
ありあんせん、
彼等
(
あつら
)
がな
此
(
こ
)
んなに
出來
(
でき
)
つこねえんですから、それ
證據
(
しようこ
)
にや
屹度
(
きつと
)
自分
(
じぶん
)
の
畑
(
はたけ
)
のがな
一
(
ひと
)
つ
穗
(
ぽ
)
でも
伐
(
と
)
つちやねえから
見
(
み
)
さつせ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
この
日本製
(
につぽんせい
)
の
鏡
(
かゞみ
)
を
和鏡
(
わきよう
)
と
申
(
まを
)
してをります。つまりそれは
日本
(
につぽん
)
がその
時代
(
じだい
)
になつて、だん/″\
文化
(
ぶんか
)
が
進
(
すゝ
)
んで
技術
(
ぎじゆつ
)
も
秀
(
すぐ
)
れて
行
(
い
)
つたことを
示
(
しめ
)
す、
何
(
なに
)
よりもよい
證據
(
しようこ
)
であります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「
理窟
(
りくつ
)
を
云
(
い
)
へば、
此方
(
こつち
)
にも
云
(
い
)
ひ
分
(
ぶん
)
はあるが、
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
せば、とゞの
詰
(
つま
)
りは
裁判沙汰
(
さいばんざた
)
になる
許
(
ばか
)
りだから、
證據
(
しようこ
)
も
何
(
なに
)
もなければ
勝
(
か
)
てる
譯
(
わけ
)
のものぢやなし」と
宗助
(
そうすけ
)
が
極端
(
きよくたん
)
を
豫想
(
よさう
)
すると
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
竅
(
あな
)
の
數
(
かず
)
と
孔中
(
こうちゆう
)
の
堂宇
(
だうゝ
)
の二
證據
(
しようこ
)
で、石は
雲飛
(
うんぴ
)
のものといふに
定
(
きま
)
り、石賣は或人より二十兩出して
買
(
かつ
)
た
品
(
しな
)
といふことも
判然
(
はんぜん
)
して
無罪
(
むざい
)
となり、
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も石は
首尾
(
しゆび
)
よく雲飛の手に
還
(
かへ
)
つた。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
それでも
學生
(
がくせい
)
の
中
(
なか
)
の
何人
(
なんにん
)
かは
矢張
(
やは
)
り
筆跡
(
ひつせき
)
が
證據
(
しようこ
)
になつて
退學處分
(
たいがくしよぶん
)
を
受
(
う
)
けたんださうだが。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
一個
(
いつこ
)
の
證據
(
しようこ
)
なく、
天下
(
てんか
)
の
承認
(
しようにん
)
を
得
(
う
)
る
事
(
こと
)
は
餘程
(
よほど
)
困難
(
こんなん
)
であらうと
思
(
おも
)
ふ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
縛れば縛れる
證據
(
しようこ
)
は充分にありながら、いつもの平次の弱氣で、それをやらなかつたばかりに、飛んでもないことになつてしまつたのです。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御調べ願ひ夫の
惡名
(
あくみやう
)
雪
(
すゝ
)
ぐべし忠兵衞殿には何處迄も
證據
(
しようこ
)
と成て下されと
直
(
すぐ
)
にも
駈出
(
かけだ
)
すお光が氣色此有樣に忠兵衞は
如何
(
いかゞ
)
なことを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『そんなものは
證據
(
しようこ
)
にはなりません!』と
愛
(
あい
)
ちやんが
云
(
い
)
ひました。『
何
(
なん
)
だか
譯
(
わけ
)
が
解
(
わか
)
らないのですもの!』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「そんだつて
酒
(
さけ
)
つちや
人
(
ひと
)
の
口
(
くち
)
さ
入
(
せ
)
える
樣
(
やう
)
に
出來
(
でき
)
てんだから、それ
證據
(
しようこ
)
にや
俺
(
お
)
らが
口
(
くち
)
さ
入
(
せ
)
えりやすぐ
利
(
き
)
くから
見
(
み
)
ろえ」
兼
(
かね
)
博勞
(
ばくらう
)
はいつた。
亭主
(
ていしゆ
)
は
又
(
また
)
苗束
(
なへたば
)
へ
香煎
(
かうせん
)
を
少
(
すこ
)
し
振
(
ふ
)
り
掛
(
か
)
けた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
(
第四十七圖
(
だいしじゆうしちず
)
)これらの
物
(
もの
)
が、
日本
(
につぽん
)
で
造
(
つく
)
られたといふ
證據
(
しようこ
)
には、それを
造
(
つく
)
る
時
(
とき
)
に
用
(
もち
)
ひた
石
(
いし
)
の
型
(
かた
)
が
發見
(
はつけん
)
されるのでわかるのであります。この
劍
(
つるぎ
)
や
鉾
(
ほこ
)
の
類
(
るい
)
は
九州
(
きゆうしゆう
)
が
最
(
もつと
)
も
多
(
おほ
)
く
發見
(
はつけん
)
されます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
この
漢
(
をとこ
)
と
比
(
くらべ
)
て
見
(
み
)
ると
流石
(
さすが
)
のブリダアの
市人
(
まちびと
)
も
餘程
(
よほど
)
の
勤勉
(
きんべん
)
の
民
(
たみ
)
と
言
(
い
)
はんければならない、
何
(
な
)
にしろラクダルの
豪
(
えら
)
い
證據
(
しようこ
)
は『
怠惰屋
(
なまけや
)
』といふ
一個
(
ひとつ
)
の
屋號
(
やがう
)
を
作
(
つく
)
つて
了
(
しま
)
つたのでも
了解
(
わか
)
る、
綉工
(
ぬひはくや
)
とか
珈琲屋
(
かうひいや
)
とか
怠惰屋の弟子入り
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
お前の荷物を調べると言つたのは、何か
證據
(
しようこ
)
が欲しかつたのだ。いや、——お前の證據を隱すところを見たかつたのだ
銭形平次捕物控:048 お藤は解く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
其
(
その
)
證據
(
しようこ
)
には
曾
(
かつ
)
て
戀
(
こひ
)
の
爲
(
た
)
めに
苦
(
くるし
)
み
悶
(
もだ
)
えた
人
(
ひと
)
も、
時
(
とき
)
經
(
た
)
つて、
普通
(
ふつう
)
の
人
(
ひと
)
となる
時
(
とき
)
は、
何故
(
なにゆゑ
)
に
彼時
(
あのとき
)
自分
(
じぶん
)
が
戀
(
こひ
)
の
爲
(
た
)
めに
斯
(
か
)
くまで
苦悶
(
くもん
)
したかを、
自分
(
じぶん
)
で
疑
(
うた
)
がう
者
(
もの
)
である。
則
(
すなは
)
ち
彼
(
かれ
)
は
戀
(
こひ
)
の
力
(
ちから
)
に
觸
(
ふ
)
れて
居
(
ゐ
)
ないからである。
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「お町は主人の御寵愛の深い女で、そんな事をする筈はないと思ふが、困つたことに、いろ/\の
證據
(
しようこ
)
がある」
銭形平次捕物控:040 兵庫の眼玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「その
證據
(
しようこ
)
には、誰もお銀さんを
騙
(
だま
)
してつれ出したといふ、好い男の惡浪人の名前を聽いた人はないでせう」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「ほかに用事がなきや、御苦勞だが淀橋まで行つて、叶屋で
昨夜
(
ゆうべ
)
のことを訊かしてくれ、金之助の言ふことに嘘はあるまいが、いろ/\の
證據
(
しようこ
)
を固めて置きたい」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「曲者は此方から忍び込んで逃げましたといふ
證據
(
しようこ
)
に、一枚雨戸をはづしてあつたか、それは
術
(
て
)
だ」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
打越金彌だよ、最初は金をやつて、横井源太郎殺しを手傳はせたが、だん/\
強請
(
ゆすり
)
がひどくなつたので、一と思ひに殺したのだ、殺された爲吉の匕首でやつたのはその
證據
(
しようこ
)
だ。
銭形平次捕物控:267 百草園の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そのうちの
江柄
(
えがら
)
三七郎は、船を何處かへ寄せて、夜中に長者町へ歸れないこともないわけですが、それはしかし、俵屋へ忍び込んで、お玉を殺したといふ直接の
證據
(
しようこ
)
にはなりません。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
俺は大方察したがお町が殺したといふ
證據
(
しようこ
)
は一つもない、それに、男に捨てられたお町の心持がいぢらしかつた——萬一自害するやうな事があつてはならぬと思ひ、それとなく
戒
(
いまし
)
めた上
銭形平次捕物控:030 くるひ咲
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「親分、
證據
(
しようこ
)
は揃つたぢやありませんか。お幾を引つ立てて見ませうか」
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
何んの
證據
(
しようこ
)
もつかめません。
銭形平次捕物控:301 宝掘りの夜
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
證
部首:⾔
19画
據
部首:⼿
16画
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證據人
證據固
證據物
證據物件