“神經衰弱”の読み方と例文
新字:神経衰弱
読み方割合
しんけいすゐじやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝろのなかで、これ神經衰弱しんけいすゐじやく結果けつくわむかしやう機敏きびん明快めいくわい判斷はんだんを、すぐつくげるあたまくなつた證據しようこだらうと自覺じかくした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「うん、じつまないがあのまゝだ。手紙てがみ今日けふやつとのこといたくらゐだ。うも仕方しかたがないよ。近頃ちかごろ神經衰弱しんけいすゐじやくでね」と眞面目まじめふ。小六ころく苦笑くせうした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
はや三じやくあまりのながさになつたので、其所そこふでいたが、公案こうあんくるしめられてゐることや、坐禪ざぜんをしてひざ關節くわんせついたくしてゐることや、かんがへるためにます/\神經衰弱しんけいすゐじやくはげしくなりさうなこと
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)