“江柄”の読み方と例文
読み方割合
えがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お玉の方も近頃すつかり色氣づいて、裏のお長屋に住む、若い浪人者、江柄えがら三七郎と物蔭に立つては、何やら話し込んでゐるといふことで」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
そのうちの江柄えがら三七郎は、船を何處かへ寄せて、夜中に長者町へ歸れないこともないわけですが、それはしかし、俵屋へ忍び込んで、お玉を殺したといふ直接の證據しようこにはなりません。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
「そいつは惜しかつたな、まア宜い、ところで、浪人者の江柄えがら三七郎の方は?」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)