“しょうこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
証拠52.7%
商賈12.0%
性懲12.0%
鉦鼓8.4%
商估3.6%
称呼1.8%
證據1.2%
尚古1.2%
證拠1.2%
鐘鼓1.2%
荘戸0.6%
邵弧0.6%
小鼓0.6%
松姑0.6%
照顧0.6%
祥子0.6%
笙子0.6%
笙鼓0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、その証拠しょうこに、もはや、このオルガンの音色ねいろうみうえをころがっても、さかなが、波間なみまねるようなことはなかったのであります。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ふうを慕って、たちまち、商賈しょうこや漁夫の家が市をなし、また四方から賢士剣客の集まって来るもの日をおうてえていた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なんだい、この餓鬼がきアッ! またこんなところに灰をまきゃアがって! ほんとに、ほんとに性懲しょうこりのねえ野郎だよ。ちゃんにそっくりだッ!」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
鉦鼓しょうこ喧噪けんそうしてひたすらに幽霊の追却につとめているのは、これまた仏教の圏外けんがいのものであるらしいことは、数年前にもすでにこれを説いたが
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
しかし他家に仕えようという念もなく、商估しょうこわざをも好まぬので、家の菩提所ぼだいしょなる本所なかごう普賢寺ふけんじの一房に僦居しゅうきょし、日ごとにちまたでて謡を歌って銭をうた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかし現実のあり方から見れば、そのようないやしい称呼しょうこが一番適当しているのかも知れなかった。にがい思いが咽喉のどまでのぼって来たが、彼はそれをおさえて高城に問い返していた。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
何よりの證據しょうこは、あの死骸の悪相だ、般若はんにゃの面そっくりだというぜ
我々がここで語りつ考えてみようとするのは、当世にいわゆる生活改善、すなわち生活方法の計画ある変更に、はたしてどのくらいまで新し味があり、またこの時代の尚古しょうこ趣味
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そしてそれには證拠しょうこがある。それは予審の調書である。
死の復讐 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「礼と云い礼と云う。玉帛ぎょくはくを云わんや。がくと云い楽と云う。鐘鼓しょうこを云わんや。」などというと大いによろこんで聞いているが、曲礼きょくれいの細則を説く段になるとにわかにまらなさそうな顔をする。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
警板けいばん銅鑼どらを合図に、たちまち、九紋龍の家には小作人や荘戸しょうこ(村人)の若者ばらが、まるでよく訓練された兵隊のように集まってきて、たちまち守りを固めてしまったという。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すぐ見つけた荘戸しょうこ土兵どへいは、二人を取り囲んで門内へしょッいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この事は邵弧しょうこの話と同じくとも明末みんまつの事であるが、いずれが前、いずれが後ということは解らない。
五通 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
呉中の質屋に邵弧しょうこという者があった。
五通 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
金鈴きんれい小鼓しょうこを鳴らしながら今し勅使のこう将軍を仙院へ迎える礼をとっているものだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
公子の妹の嬌娜とおば松姑しょうこが伴れだって来た。親子はいそいで内寝いまへ入った。しばらくして公子は嬌娜を伴れて来て孔生を見せた。
嬌娜 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
いっさいの建設は個々人が脚下きゃっか照顧しょうこしつつ、一隅いちぐうを照らす努力をはらうことによってのみ可能であることを力説し、最後にそれを青年団と政治の問題に結びつけた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
英夫の家へ行く、路地の曲り角に、低い石の透垣すかしがきをまわした、洒落しゃれた家がある。——二、三年前まで、英夫の同級生の、祥子しょうこたち一家の住んでいた家だった。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
彼は能弁ではあったが、要領をつかむ術に欠けていた。むやみに埴谷図書助の非を述べ、慷慨こうがいし、そして笙子しょうこという令嬢を警戒せよと云った。
半之助祝言 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
笙鼓しょうこを鳴らして、人々は歌う。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)