“祥子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さちこ50.0%
しょうこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
祥子さちこは、綴方つづりかたや童謡などを好んで、即興的につくるのに、小太郎は面倒くさがり屋で、数学や理科が好きで、国語ことに綴方など、大嫌いという性質であった。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
新子も、祥子さちこが病気になって以来、一度行ったことのあるテニス・コートの前のブレッツで、クリームを買いたいと思いながら、そのままになっているので、同行することにした。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
英夫の家へ行く、路地の曲り角に、低い石の透垣すかしがきをまわした、洒落しゃれた家がある。——二、三年前まで、英夫の同級生の、祥子しょうこたち一家の住んでいた家だった。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)