“こつづみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小鼓94.4%
小皷5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紙の破れた格子窓からすぐに往来が見えていたが、その往来にたたずんで小鼓こつづみを打っている者がある。麟太郎は書物から目を上げて音のする方を眺めて見た。
開運の鼓 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
鈴木君は磐城亘理わたり小鼓こつづみ村の旧家の出で、それで号を鼓村こそんといっているが、今から百二十年ほど前の鈴木君の家へ、おりおりもらいにくる老人があった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ちる花のしたにかさねてまかせたり君が扇とわが小皷こつづみ
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)