“しょうこり”の漢字の書き方と例文
語句割合
性懲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『あれ程、いつかも申したのに、まだ性懲しょうこりもなく、妹の後を追い廻すか。犬のようなやつだ、武士か、それでも』
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まだ性懲しょうこりもなく悪事をするな……皆さま何ともお恥かしくって申そうようはございませんけれども、此の者はね貴方……ちいさい時分から碌でなしの根性で、放蕩無頼で
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
性懲しょうこりもなく又跡を追おうとしたが、その横町は一度大通りからそれると、まるで迷路のように入組んだ細道になっていて、その上軒燈けんとうもない真暗闇まっくらやみなので、出来るだけ歩き廻って見たけれど
妖虫 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)