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空音
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そらね
ふりがな文庫
“
空音
(
そらね
)” の例文
春院
(
しゅんいん
)
いたずらに
更
(
ふ
)
けて、
花影
(
かえい
)
欄
(
おばしま
)
にたけなわなるを、
遅日
(
ちじつ
)
早く尽きんとする
風情
(
ふぜい
)
と見て、
琴
(
こと
)
を
抱
(
いだ
)
いて
恨
(
うら
)
み顔なるは、嫁ぎ
後
(
おく
)
れたる世の常の女の
習
(
ならい
)
なるに、
麈尾
(
ほっす
)
に払う折々の
空音
(
そらね
)
に
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
耳の底に追ひ切れない彼の車のごろごろと鳴る轍の
空音
(
そらね
)
を感ずるばかりだつた。
奇友往来:(引越しをする男)
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
夜をこめて
鶏
(
とり
)
の
空音
(
そらね
)
ははかるとも世に
逢坂
(
おおさか
)
の関は許さじ
俳句とはどんなものか
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
さては
空音
(
そらね
)
ではないらしい。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手