“朱欄”の読み方と例文
読み方割合
しゅらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見わたす限り草茫々(ぼうぼう)の野原に過ぎなかった。石あれば楼台の址(あと)、水あれば朱欄(しゅらん)の橋や水亭の玉池(ぎょくち)があった蹟(あと)である。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
絶佳明媚(ぜっかめいび)の山水(さんすい)、粉壁(ふんぺき)朱欄(しゅらん)燦然(さんぜん)たる宮闕(きゅうけつ)の中(うち)、壮麗なる古代の装飾に囲繞(いにょう)せられて、フランドル画中の婦女は皆脂肪(あぶら)ぎりて肌白く血液に満ちて色赤く、おのが身の強健に堪へざる如く汗かけり。
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
楼宮(ろうきゅう)の結構は言語に絶し、園には花木を植え、池畔には宴遊船をつなぎ、廊廂(ろうしょう)には数百の玻璃燈(はりとう)をかけつらね、朱欄(しゅらん)には金銀をちりばめ、歩廊はことごとく大理石や孔雀(くじゃく)石をもって張った。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)