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朱欄
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しゅらん
ふりがな文庫
“
朱欄
(
しゅらん
)” の例文
見わたす限り草
茫々
(
ぼうぼう
)
の野原に過ぎなかった。石あれば楼台の
址
(
あと
)
、水あれば
朱欄
(
しゅらん
)
の橋や水亭の
玉池
(
ぎょくち
)
があった
蹟
(
あと
)
である。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
絶佳明媚
(
ぜっかめいび
)
の
山水
(
さんすい
)
、
粉壁
(
ふんぺき
)
朱欄
(
しゅらん
)
燦然
(
さんぜん
)
たる
宮闕
(
きゅうけつ
)
の
中
(
うち
)
、壮麗なる古代の装飾に
囲繞
(
いにょう
)
せられて、フランドル画中の婦女は皆
脂肪
(
あぶら
)
ぎりて肌白く血液に満ちて色赤く、おのが身の強健に堪へざる如く汗かけり。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
楼宮
(
ろうきゅう
)
の結構は言語に絶し、園には花木を植え、池畔には宴遊船をつなぎ、
廊廂
(
ろうしょう
)
には数百の
玻璃燈
(
はりとう
)
をかけつらね、
朱欄
(
しゅらん
)
には金銀をちりばめ、歩廊はことごとく大理石や
孔雀
(
くじゃく
)
石をもって張った。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
朱
常用漢字
中学
部首:⽊
6画
欄
常用漢字
中学
部首:⽊
20画
“朱欄”で始まる語句
朱欄干
朱欄丹階
朱欄曲〻