“東叡山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうえいざん95.2%
とうゑいざん4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上野は東叡山とうえいざん三十六坊といわれている。ふかい木々と夜霧のあなたに、中堂の廻廊の灯や、文珠堂もんじゅどうおばしまなどがかすかに見える。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本山とす出羽國ではのくに羽黒山派はぐろさんは天台宗てんだいしうにて東叡山とうえいざん品親王ぽんしんわうを以て本山と仰ぎ奉る故に山伏とは諸山しよざん修行しゆぎやう修學しゆがくの名にて難行苦行なんぎやうくぎやうをして野に伏し山に宿しゆく戒行かいぎやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
伜をけしかけて私の手文庫から、東叡山とうゑいざん御造營の大事な見積り書を盜み出させ、私と張り合つて居る深川の材木屋に賣らせたのも、今から考へるとどうも梅吉の細工らしい。