“とうえいざん”の漢字の書き方と例文

語句	割合
東叡山	100.0%

東叡山

なまじっか、律儀に、ご尊名などを聞かなければ、雲州侯（うんしゅうこう）も手玉に取った、御数寄屋（おすきや）坊主の宗俊が、蔭間（かげま）茶屋通いの、上野東叡山（とうえいざん）の生臭（なまぐさ）か、そんなことに頓着なく

青バスの女 (新字新仮名) ／ 辰野九紫(著)

昨日は将軍家が江戸東叡山（とうえいざん）の寛永寺を出て二百人ばかりの従臣と共に水戸（みと）の方へ落ちて行かれたとか

夜明け前：03 第二部上 (新字新仮名) ／ 島崎藤村(著)

「公卿を遣（つか）わして諸侯を遊説（ゆうぜい）せしむべし」、曰く、「東叡山（とうえいざん）法親王を脱して仙台、米沢藩に託すべし」、曰く、「皇太子、親王、法親王は宜（よろ）しく正議大諸侯に託すべし」

吉田松陰 (新字新仮名) ／ 徳富蘇峰(著)