“御数寄屋”の読み方と例文
旧字:御數寄屋
読み方割合
おすきや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『竿忠の寝言』の中に書かれている、そんなに古くない中古釣り師を調べると、芝居、講談でおなじみの、御数寄屋おすきや坊主の河内山宗俊の釣りが出てくる。
江戸前の釣り (新字新仮名) / 三遊亭金馬(著)
なまじっか、律儀に、ご尊名などを聞かなければ、雲州侯うんしゅうこうも手玉に取った、御数寄屋おすきや坊主の宗俊が、蔭間かげま茶屋通いの、上野東叡山とうえいざん生臭なまぐさか、そんなことに頓着なく
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
その毛唐さんを御数寄屋おすきやさんかなにかの隠れ遊びに仕立てて、このところへ連れて参りますから、万事その辺ぬかりなく——その代り話がまとまったと来た日には、相手が異人館の大番頭だ
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)