“数寄屋河岸”の読み方と例文
読み方割合
すきやがし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはまだ京橋区数寄屋河岸すきやがし泰明たいめい小学校へ通うほどの少年でしたが、冬にでもなりますと、寒さのために手や足がはれまして
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
数寄屋河岸すきやがし真顔まがほが、「イヤこれ大方おほかた二十一にちであらう、「むかし」とハ、廿一にちと書くから、まア廿一にちつて見なさい。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
数寄屋河岸すきやがしに事務所をもち、かつて骨董癖こっとうへきのある英人弁護士の事務所に働いたこともあるので、自分でも下手げてものの骨董品や、異国趣味の室内装飾品などが好きであったが
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)