“すきやがし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
数寄屋河岸80.0%
数奇屋河岸20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数寄屋河岸すきやがしに事務所をもち、かつて骨董癖こっとうへきのある英人弁護士の事務所に働いたこともあるので、自分でも下手げてものの骨董品や、異国趣味の室内装飾品などが好きであったが
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
かけるようなものだと種々に考えまして親父の寝付いた時分にそっと抜け出して数寄屋河岸すきやがしの柳番屋の脇の処に立って居りました。
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
透谷の家というのは、銀座通りよりもむしろ数奇屋河岸すきやがしの方に近よっていたかと思う。河岸から来れば左側の小さな角店かどみせで、煙草をひさいでいた。
京橋の数奇屋河岸すきやがしである。或る家の二階の窓から母と一しょに火事を見ている。よくは見えぬが茶褐色の煙が向うにあがっている。「坊ちゃん。火事はおうちの近所です」