“まがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マガリ
語句割合
40.0%
室借26.7%
20.0%
屈曲6.7%
間借6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山木と河合の二少年は、箱車をまがり道のところでとめると、いそいで運転台からとびおりた。そして息せききって、さっき競技用自動車の落ちていった崖下をのぞきこんだ。
火星探険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼が嘗て牛込の奧に室借まがりをしてゐた頃、其の細君と隣室にゐた學生との間に變な樣子が有つて、其の爲に引越して了つた事——それが其の話の内容だつた。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
まがりの池」は島の宮の池で、現在の高市たかいち郡高市村の小学校近くだろうと云われている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
すべての谷は埋られ、諸の山と崗とはたいらげられ、屈曲まがりたるは直くせられ、崎嶇けわしきやすくせられ、諸の人は皆神の救を見ることを得ん
介三郎は、この寺の一室を間借まがりしていた。夜になっても、何の刺戟とてない、この辺なので、一管の尺八は、すばらしい感興を人にぶ。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)