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まがり
ふりがな文庫
“
曲
(
まがり
)” の例文
越後
南蒲原
(
みなみかんばら
)
郡
鹿峠
(
かとうげ
)
村大字
曲
(
まがり
)
谷の字蹈鞴沢は、往古この沢に鍛冶の住せるにより、その山を
鉄屑
(
かなくず
)
山といい、沢をタタラサワと呼んだと、四年前に出た『嵐渓史』にある。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
山木と河合の二少年は、箱車を
曲
(
まがり
)
道のところでとめると、いそいで運転台からとびおりた。そして息せききって、さっき競技用自動車の落ちていった崖下をのぞきこんだ。
火星探険
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
下手や言うて、知らぬ云うて、
曲
(
まがり
)
なりにもお座つき一つ弾けぬ
芸妓
(
げいこ
)
がどこにある。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
佐吉が案内したのは、薄暗い廊下を幾
曲
(
まがり
)
もした、奧の/\一と間でした。
銭形平次捕物控:218 心中崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
旨となし
苟
(
かり
)
にも
曲
(
まがり
)
し事は
嫌
(
きら
)
ひ善は善惡は惡と
一筋
(
ひとすぢ
)
にいふ者なれば
如何
(
いかに
)
せん
水
(
みづ
)
清
(
きよ
)
ければ
魚
(
うを
)
住
(
すま
)
ずの
譬
(
たとへ
)
に
洩
(
もれ
)
ず朋輩の
讒言
(
ざんげん
)
に依り浪人なし此
裏借家
(
うらじやくや
)
へ
移
(
うつ
)
り住み近頃
多病
(
たびやう
)
になりたれど心持のよき其日は此護國寺の門前へ
賣卜
(
ばいぼく
)
に出
僅
(
わづか
)
の錢を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
向う柳原、七
曲
(
まがり
)
の路地の奧、洗ひ張り、御仕立物と、紙に書いて張つた戸袋の下に立つて、平次は二階に聲を掛けました。よく晴れた早春のある朝、何處かで、寢
呆
(
ぼ
)
けた
雄鷄
(
をんどり
)
が時をつくつて居ります。
銭形平次捕物控:298 匕首の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
曲
常用漢字
小3
部首:⽈
6画
“曲”を含む語句
委曲
屈曲
曲節
折曲
彎曲
謡曲
曲事
迂曲
曲線
大曲
曲尺
序曲
曲芸
戯曲
一曲
曲舞
行進曲
部曲
小曲
曲者
...