“曲節”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふし20.0%
まがり/\20.0%
めろでい10.0%
メロデイ10.0%
めろぢあ10.0%
めろぢい10.0%
メロヂア10.0%
メロデア10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすがの幸田と酒月も内心大いに苛立っているうちにとうとう退っ引ならぬ羽目になり、アワヤ袋叩きにされようとした時、不思議にも噴水の鶴は曲節ふしも長閑に歌を唄い出したのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
余与よと京水と同行どうかう十人小千谷をはなれて西の方●新保しんほ村●薮川新田やぶかはしんでんなどいふ村々を一宮いちのみやといふ村にいたる、山間やまあひ篆畦あぜみち曲節まがり/\こゝいた行程みちのり一里半ばかりなり。
やはらかきゆめの曲節めろでい……
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
肉聲が織る曲節メロデイ、曲節の底を漂ふ肉聲——たとへば斯くの如き二つの軸の間を動搖する所に藝術鑑賞の心理作用が求められねばならぬ。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
存命ながらへなやみの夢の曲節めろぢあも見るによしなみ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
昼の三味しやみ、女の島田、も低い曲節めろぢいから
北原白秋氏の肖像 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
曲節メロヂアのひらめきゆるく、またはや
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ここ過ぎて曲節メロデアの悩みのむれに
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)